2008.0のファイナルリリースが公開されました。
コードネーム“It’s got what plants crave”(訳注:計画で切望されたものは得た)と名づけられたこのリリースは、
インストーラのアップデート、
ハードウェアサポートの改善、profileの刷新、
そして、LiveCDのGNOMEからXfceへの移行など、
非常に多くの新機能を含みます。
x86やamd64向けのLiveDVDは用意されませんが、
将来的には提供されるかもしれません。
2008.0はまたすでにebuildで利用できる多くのパッケージのアップデートバージョンも収録しています。
-
アップデートされたインストーラ:今回インストーラはLiveCD上のパッケージとebuildを使用し、
ネットワークレスインストールのみを行います。
また、拡張のための多数の修正と自動パーティション分割を含みます。
-
改良されたハードウェアサポート:カーネル2.6.24に移行したことで、
2007.0以降にリリースされたハードウェアのための新しいドライバが追加されました。
-
profileの刷新:profileを再構築したことで、
余分なものの大幅な整理や、開発者のメンテナスと混乱の軽減ができました。
あなたにとっての違いは、plofileが現在default-linux/にかわって、
default/linux/の下の/usr/portage/profiles/にあることです。
詳しくはupgrading guideを見てください。
-
LiveCDのGNOMEからXfceへの移行:スペースを確保するため、
LiveCDをより小さなXfce環境に切り替えました。
これはLiveCDを使ったバイナリインストールではXfceがインストールされることを意味します。
ですが、まだGNOMEやKDEをソースからビルドすることは自由です。
-
x86とamd64のLiveDVDがないこと:リリース版を公開するために、
LiveDVDの作成に関する問題から、
リリースエンジアリングチームはLiveDVDを先延ばしすることを決定しました。
LiveDVDは今後発表されるでしょう。そのときはお知らせします。
-
アップデートされたパッケージ:2008.0リリース版のハイライトはPortage2.1.4.4、
カーネル2.6.24、gcc 4.1.2、glibc 2.6.1の収録です。
リリースエンジニアリングチームの方々の、
2008.0を世に出すための何ヶ月にも渡る大変な仕事に心から感謝します。
新リリースは
“Get Gentoo!”ページから取得してください。
Discuss
this!
このリリースニュースは増田 昌也さんに翻訳していただきました。
ありがとうございます。
|