ebuildプロジェクト
このガイドでは、GentooJPのebuildプロジェクトについて説明します。
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1.GentooJP ebuildプロジェクトとは
Gentoo Linux Users Group Japan(通称: GentooJP)では、日本語を利用する方向けのパッケージを主としたebuildを提供していきます。
充分にテストされ問題なく機能しているパッケージは、 Gentoo Linuxにフィードバックします。
そのためには、積極的に公開し多くの人にパッケージを使っていただき、不具合や改善点などを報告していただきたいと考えています。
現在 ebuild 管理プロジェクトで管理しているパッケージは、 BugTrackに登録されたものとGentooJPのメーリングリストに投稿されたものです。
今後も、BugTrackやMLで新規に登録/投稿されたり修正されたりしたものについては、随時プロジェクトに反映させていきます。
このプロジェクトは、ユーザのみなさんの声があって、初めて成り立ちます。このプロジェクトが発展していくことを期待しています。
2.ダウンロードについて
gentoojp.sourceforge.jp上置いてある
tarball形式の圧縮ファイルをダウンロード
してご利用ください。
現在は、tarballによる提供のみになります。以下に、/usr/local/portage を使う場合を例として説明します。
ツリーを展開するディレクトリを用意する(初回のみ)
Code listing 3.1 |
# mkdir /usr/local/portage
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ダウンロードしたファイルを展開する
Code listing 3.2 |
# cd /usr/local/portage
# tar jxvf /path/to/downloadedfile/portagejp-<日付>.tar.bz2
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make.conf に PORTDIR_OVERLAY を設定する
Code listing 3.3 |
(make.conf内に以下のように記述)
PORTDIR_OVERLAY=/usr/local/portage
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emerge コマンドでパッケージをインストールする
namazuの例です。
Code listing 3.4 |
(namazuのUSEフラグとインストールが必要な依存パッケージを表示する)
# emerge -vp namazu
(cannaをインストールする)
# emerge canna
(マスクされているパッケージの場合は、ACCEPT_KEYWORDSを指定する必要があります)
# ACCEPT_KEYWORDS="~x86" emerge nkf
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4.バグレポート
- 使おうとしたけれども emerge できない
- emerge はできたけれどうまくうごかない
- 欲しい機能が有効になっていない
- このアプリケーションのebuildが欲しい
など、意見や要望を gentoojp-users、gentoojp-dev メーリングリストにお寄せください。たくさんの報告をお待ちしております。
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